サーバーラック導入ガイド
ラックのサイズはほとんどの場合『搭載機器のサイズ・数量』か『設置スペース』のどちらかの要因によって決定されます。あとから増設ということもありますので十分ご検討ください。
ユニット数に換算する計算式は…
X U=機器の高さ÷44.45mm(小数点以下の切り下げ)
ラックに搭載するもっとも奥行きの大きな機器が、ラックの奥行きを決めるポイントになります。
まずその機器が、ラックマウント式かシェルフ(棚板)を使用するかご確認ください。
Ⅰ)ラックマウント式の場合
最も奥行きの大きな機器の奥行きの寸法+200mm以上のラックをお選びください。
Ⅱ)シェルフ(棚板)を使用する場合
機器を載せることのできるシェルフを表より選び、さらに最も奥行きの大きな機器の奥行き寸法+100mm以上のラックをお選びください。
※上記条件以外でも、ラックによく搭載される機器につきましては、搭載の実績があるものが多いのでお気軽にお問い合わせください。
※上記条件に当てはまる奥行きのラックがない場合は、特注サイズのラックを検討する必要があります。
ラック選定には将来の増設を考慮し、余裕のある高さをお決めください。
ラックのタイプ・サイズ以外にも検討が必要な項目があります。
ラック設置時・機器搭載時・運用開始時以降にトラブル無く、安心してご利用いただけるよう以下の項目を事前にご検討ください。
ラックに搭載するサーバー等の機器からは、放熱用ファンの騒音が継続して発生します。
ラックの設置場所が事務所、教室または会議室等の場合、ラック搭載機器からの継続する騒音は大きなストレスとなり、作業効率を低下させます。設置スペースの関係で事務所等にラックを設置しなければならない場合は、当社の「サイレントラック」をご検討ください。
「サイレントラック」は10dB以上の騒音効果があります。
(1)大型ラック(高さ 1550〜2050mm 27〜38U):YNFHシリーズ
(2)中型ラック(高さ 1000mm 16U):YNFMHシリーズ/YNFMH(2)ハイスペックシリーズ
ラック搭載機器から発生する熱対策として、放熱用ファンを使用する強制放熱と、ラック扉の開口率を大きくして自然換気での放熱量を増やす方法があります。熱対策は、搭載機器や設置環境によりますので詳しくはお問い合わせください。
当社では、放熱用ファン、高開口率扉、その他の方法での熱対策を行えます。
(1) 放熱用ファン
(2) 高開口率扉
ラック前面扉の開口率を大きくして自然換気での高放熱を実現します。当社では3種類の高開口率をご用意しております。